3年生の総合の出発点は、社会科の地域探検を利用して実施した

地域のいいとこさがし」です。こんないい場所があったよと気づく地域の

 地域のよさの中に、花壇のよさも見つけることになりました。

地域の花壇には、名前もついていました。だれが作っているのか益々知りたくなってきました。
ここの花壇の花が咲く頃、また見学に来ようということになりました。

         花を育てて花壇を作りたい

    ごみのない町にしたい など

子どもたちの願いを、学年全体で

意見交換し合い、自分たちにできそうな活動をテーマしようという

ことで、花壇作りに決定しました。

自分たちで、まずは花壇を作ってみようということで、学校の中

よい場所をさがして花を育てる実験を始めました。形・種・苗など

グループ等で、子どもの考えを尊重した活動です。
手入れを、うっかりしていた花壇には、みるみる雑草が生えて、花よりも大きくなってしまう花壇も
現れました。
石や木で囲む・家から苗を持って来る等の工夫が見られましたが、土や日当たり、目立たない場所だったなど新たな問題に気づき始めました。
 種をまいたグループは、砂地にまいて、芽が出てこなかった花壇もありました。しかし、
1学期も終わり、暑い今年の夏休み中も、花壇のことを心配して、熱心に水やりや草取りをする
子もいました。

夏休み中、花壇のことなどすっかり忘れてしまった子もいましたが、草に覆われ、荒れてしまった花壇や、枯れた花を目の当たりにして、手入れをしなければと反省しました。

 さっそく草とりの始まりです。
夏休み中に、熱心に花壇の世話をしてくれた子たちの感想を、第2回学年会議で発表してもらいました。また、荒れた花壇の手入れを頑張った子の苦労、手入れや当番の必要性を話し合いました。
 きれいな花壇って、どんな花壇なのかみんなで確かめ合いました。

 次に始まる「地域の花壇作り」のために・・・・
以前見に行った地域の花壇を見学する共通体験を持ちました。そこでは、熱心に手入れをするお年寄りと出会い、花や土の作り方も教えてもらいました。いい花壇作りに向け意欲付けになりました。
地域への花壇作りに向け、まずは場所探し。学校の近くで、みんなに喜んでもらえて世話がしやすい場所は・・近くのゲートボール場を見つけ、地主さんに電話や直接会ってお願いしました。
学校の腐葉土や赤玉土をゆずってもらい、土作りや掘り起こしを体験しました。前もって地主さんが耕してくれたのに、踏んで硬くしてしまい、再度校長先生に柔らかい土に耕してもらいました。
花壇に植える季節に合った花・寒さに強い花なども熱心に調べました。また、花壇のデザインをクラスごとに話し合い、実際に形を作ったり、算数で学んだ巻尺をあてたりして準備しました。
図書室や花の好きな用務員さんなどに聞きながら、「植える花」をどんな花にしようか熱心に調べる子ども
たちです。

待ちに待った苗を植える日

パンジーを一人2株植えました。

クラスのデザインをもとに、土をほぐし、深く掘って植えつけました。ゲートボール場で練習していたお年寄りにも励ましてもらいました。
植える前に、しっかり穴をほって、根を柔らかくしてから、一株一株やさしく植えていった子どもたちです。
出来上がった花壇を見ながら、お年寄りへのインタビュー(国語の学習の一環として)も協力して
いただきました。
 「昔の遊びを教えてください。」
 「昔の髪型や給食のことをおしえてくださいませんか。」と質問し、しっかりメモしてきました。

花壇を通じて、地域のお年寄りとの交流へと広がっていきます。
「植えた花・・・・・パンジー」の育て方や水やりの仕方、花がら摘みのことなどを調べ、世話の仕方も
学ぶことができました。花をふまないように、注意して歩く子どもたちです。
花壇への水やりや花摘みに頑張っている子どもたちです。出来上がりに大満足。地主さんも水やりがしやすいようにと、ドラム缶を用意してくれました。
 水やり当番も決め、がんばって世話しています。

これから、子どもたちの作ったの花壇が、地域(韮崎市)をいいとこにできたのか
ゲートボール場のお年寄りやお世話になった方々を招待して、第3回学年会議を開く準備を
今、子どもたちは夢中になって進めています。