本校の学校教育目標である「さくらとにおうよい子ども」を初めて見たとき、私は「なぜ桜が『匂う』のだろうか。」と、恥ずかしながら意味を理解することができませんでした。広辞苑で調べてみると「匂う」は「赤などの色にくっきりと色づくが原義であり、これが転じてものの香りがほのぼのと立つ意」と書かれています。そして、「生き生きとした美しさなどが溢れる」という意味があると説明されています。

 「さくらとにおうよい子ども」は、その美しさを誰もが否定することのない桜の花のように、生き生きとした美しさが内面から溢れる子どもというように理解できます。何と洗練された素敵な言葉の選択だろうと、本校の学校教育目標のすばらしさに感動し、すぐに強い愛着をもちました。この「生き生きとした美しさ」は、子どもの振る舞いであり、子どもの心であり、子どもの知恵などであると考えています。そして、何よりも子どもの内面から溢れる笑顔が大切であるとも考えています。子どもが笑顔であることはもちろん、教職員も笑顔、そんな学校でありたいと思っています。

 本年度は教育目標実現に向けて、「褒めて育てる教育」を一つの柱として掲げました。子どもたちを褒めることをとおして、望ましい取組、正しい行動や判断等を教えていきたいと考えています。子どもは褒められることで、伸びたり成長したりします。褒められることが、「次も頑張ろう」というエネルギーにもなります。教職員が丁寧に教えて、褒める仕組みをつくる、そんな取組進めていきたいと考えています。

令和4年度の教育 





<校舎と桜>

さくらとにおうよい子ども

home

校長 土屋 裕

<上空より>